Make組ブログ

Python、Webアプリや製品・サービス開発についてhirokikyが書きます。

マンションの他の回線工事でネットが急に死んだので回線を復旧した話

7月6日の朝9時30分、いつものように仕事をしていると、急にネットが繋がらなくなりました。在宅ワークなのでこれは困ります。もろもろ家の中で調べると、どうやらWAN側が問題と分かりました。ONUのLINEランプも消えているので、これはもう物理的にアウトっぽい。再起動、初期化などを試すも復旧せずでした。

僕はマンションに住んでいるのですが、そこにNURO光の個人契約の回線を引いています。 この回線が、どうにも繋がらない。

外に出ると、そこにはヘルメットをかぶった人が

NURO光の障害情報を見るも、何も問題なし。 一応、チャットでNURO光に問い合わせるも「機器の再起動、初期化してください」という返答で、電話問い合わせに流されます。もちろん電話は繋がらないので困ってしまいます。

ふとぼんやり考えていると、外が少し騒がしい。 まさかと思って外に出てみるとヘルメットを被った人が。

あ。

「すいませんが、もしかして」と声をかけてみると、通信事業者系の光回線の宅内工事をしているということでした。 おや、なるほど。

その委託業者のお兄さんにお願いして「いや、まさかとは思うんですが」と言いつつ、マンションのMDF(配線板)を一緒に見るようお願いしました。でもパネル内を見てみても、配線に問題はなさそうで、その委託業者のお兄さんも「まだ開けて見ただけで何もしていない」とのことでした。とはいえ物理的に回線が繋がらないとゴネると、お兄さんも「なるほど。でもNTTさん側で何かあるとは思えないんですけど」とのことです。まぁ僕もそう思いたいです。

でもここでNURO光に問い合わせて、正規ルートで仕事を待つと3日はかかってもおかしくないです。それは時間がかかりすぎるので避けたい。

業者さんの役割と回線の範囲

若干説明しますと、インターネット回線の開通にはいくつかの業者が絡んでいます。 電線からマンションなどに線を引くのがNTT、マンションから家の中に接続するのがサービス提供をしているソフトバンクなどです。もちろん、それぞれ本社ではない委託業者の方が仕事をしています。僕の家はNURO光So-netのサービス)なのですが、後ろにはNTTさんの光回線が使われています。

今回はNTTさんからマンションへの新規配線と、マンションの配線板から(他の)家へ配線する工事のようでした。 自宅とNURO光、配線板が問題ではない以上、NTTの電柱からマンションの配線板まで来ている範囲が怪しいと考えられます。

NTTの回線工事業者さんに連絡

NTTの光回線工事は委託業者さんの仕事のようなので、そちらに連絡しようとしていたところ、宅内工事のお兄さんもその業者さんに問い合わせてくれていたようです(すごい親切)。 その業者さんは先に工事を済ませて帰ってしまったので、戻ってきて確認してもらうようお願いしました。

回線業者さんも最初は「新規開通で既存回線に影響でるとかはあまりないと思いますが」というお答えでしたが、その後すぐ来てくれました。回線業者さんからNURO光に問い合わせるも「うちは問題ない」と突っぱねられてしまったようです。さらにガラの悪い一般人(僕)が謎の確信を持って専門用語を振り回してきますし、ちょっとかわいそう。

でも、頼みの綱はあなたしかいないのです。

復旧と原因

お昼あけにNTT回線の委託業者さんがきて、また高所作業車を出して回線の確認と、MDFへの接続を見てくれました。 やっぱり回線に問題あったようで、無事に普及しました。やったー。

業者さんによりますと、MDFの裏に持ってきていた既設のケーブルがすでに芯線が見えているような悪い状態であり、新規の開設時に影響してしまったとのことでした(えぇ)。気づきにくい範囲で、今回の工事で起こってしまったということです。なので、ケーブルを直していただいて原状復帰としていただきました。僕がNURO光で開設したのは1年くらい前なので経年劣化ではないと思うと、どこかで、何かが起こっていたようです。どちらにせよNTTさん管轄の範囲と思うので、問い合わせして間違いはなかったはずです。作業内容的にも、NURO光から依頼してもらっても同じことだったはず(たぶん)。

ふと、何で僕が復旧の仕事しているのかと不思議になりましたが、最終的には良かったです。 皆さんとても親切な方でしたので、きちんと問題を説明してお願いすれば協力してくださいました。 本当にありがとうございました。

大人になって気づくのですが、相手にとっても意味のあることを適切な形でお願いすると、人は結構助けてくれるということです。僕もお願いされたときは積極的に手伝いたいですね。

ありがとうございました!

執筆:Kiyohara Hiroki (@hirokiky)この記事はShodoで執筆されました