Make組ブログ

Python、Webアプリや製品・サービス開発についてhirokikyが書きます。

プログラミングすると「イライラ」する。向いてない?への回答

ふとこの前プログラミングを教えているときに言われたことです。

プログラミングをしていると『イライラ』してしまうんですが。。

「プログラミングをしてイライラしてしまう自分はプログラミングが向いてないんじゃないか」とか、「良くないことなのかな」というニュアンスでの話でした。その心配な気持ちは分かりますが、 プログラミング中はイライラしても大丈夫なので安心してください 。そういうものです。 むしろ、そこまでイライラするほど真剣に取り組める時点でプログラミングに向いてます。

多少イライラするのは普通なので大丈夫

プログラムが動かないとき、サーバーが止まってしまうとき、環境構築がうまくいかないとき、一生懸命に頭を使ってるんで誰でもイライラすると思います。 プログラミングしているときはイライラして大丈夫です 。するものと思ってください。僕はしてます。かなり。

人間も生物なので、小さいところに閉じこもって頭だけを使っているのは異常な状態です。ソワソワとかイライラとかして当然です。 何なら部屋の中を動き回ったり、足を机に乗せたりしたら良いと思います。僕はしょっちゅうしてます。

もちろんストレスフルでシンドいなら休憩しましょう。でも多少「うーん」とか「なんだよー」とか思ったり、「ダルいなー」とか「うおおおおこのやろおおお」とか思うのは当たり前くらいに思って大丈夫です。

そんなことがあってこそ物ができる喜びとか、使って便利になった嬉しさとか、美しいものを作れた自負とか、そういうものをより大切にしたいなと思います。

フローに対する誤解

プログラマーはいっつもハイに楽しくプログラミングしてフロー状態になっていると思われている可能性がありますが、それはないです。

本当にフローな状態に入っているときなんかはイライラせず何時間でも集中できますが、そんなときが来るのは毎日プログラミングしててもホンのたまにです。 頭の中で出来上がりつつも少しチャレンジングな場合はフローになりやすいですが、世の中そうも簡単じゃないので頭を使って悩みます。

もちろん、いつもフローに近づけるように環境を整備したり体調を整えたり準備はしますが、それでもなかなか難しいレアなものだと思います。

羽生さんもイライラしているらしい

プロ棋士羽生善治さんが似たことを言っていたので紹介します。 僕の中では、この言葉を聞いたときに救われた気持ちになったので共有したいです。

以下、将棋中にどうして扇子を「パチパチ」鳴らすのか、についての答え。

将棋を考えてることってかなりイライラすることなんですよ。 こうやってもこうやってもこうやってもうまく行かないっていう状況を考え続けているんで。

そこですごくストレスが溜まるというか、イライラする。 それを扇子にぶつけてるんですよね。

プロフェッショナル 仕事の流儀 シーズン1 14. file:020 直感は経験で磨く 棋士 羽生善治

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羽生さんみたいなプロ棋士でもやっぱり「ああでもないこうでもない」と考えるとイライラするそうです。 もちろん節度はありますが、そういうものと思って大丈夫ですよ、という話でした。

むしろ、イライラしてからが本番です。そのイライラの波に乗るなり、一旦鎮めるなり、もうやめて寝るなり、うまい扱い方をぜひ身につけてください。