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会社の説明動画をアバターと一緒に撮ったら再生数が50回から1000回になったという、Twitter的な話

アバターと一緒に撮ったら再生数が50回から1000回になった話

こんにちは。

会社説明を人間が一生懸命する動画は50回しか再生されなかったのに、アバターと話すおもしろ動画を撮ったら1000回も再生されました、という話です。

前提に違う点が多くありますので、単純に「アバターで撮影したら成果が20倍!」という話ではありません。ただ私的に面白かったので感じたことをメモした記事だと思ってください。

アバターと会話形式にした動画

とある会社説明の動画を作っているときに、「話の聞き役がほしいな」と思いました。せっかくVRやAI音声合成の技術が発達していますので、新技術で遊んだ動画が作れないかなと思い、試しに撮ったデモ を1000回も観ていただきました。

もともとは「こんなことしちゃう俺デュフフ」的なもので、ツイートする行為自体もちょっと痛々しいネタです。ネタに走れば良いというわけではありませんが、少し今回の反応を考える意味はありそうです。

もともとあった真面目な動画はあまり観られなかった

それ以前にYouTubeで投稿してツイートした動画は、50回ほど観ていただきました。

www.youtube.com

単純には比較できませんが、あまり伸びなかったのは事実です。

もちろん真剣に説明した長めの動画ですので、50回観ていただいただけでも非常にありがたいです。さらにYouTubeにアップロードしたものをツイートしたので、上記の動画と再生数だけを比べて良し悪しの判断はできません。

ただ、「新しく知ってもらいたい」という目的であれば、真面目なだけではダメなようです。

何が違ったのか? Twitter受けとは何か

アバターと会話する奇々怪々な動画は、Twitterという文脈で良かったということでしょうか。

以前、ある方に「SNSを眺めている人には、噛み砕いた流動食を口元まで持っていく」必要があると教えていただきました。ものの例えとして「それくらいの気持ちで発信しなさい」という意味合いです。たしかに今回の動画は「脳死でも楽しめるコンテンツ」ではありますし、見たいなと思わせる何かもあります。

取っ掛かりとして面白かったのは、会社やWebサービスではなく「アバターと会話する妙なお兄さん」 という部分です。さらに音声合成というのもあって、アバターメタバース音声合成に興味のある人が楽しんでくれた印象でした。

それでは「会社紹介になっていないだろう!」という心配もありますよね。そこで動画を観てくれた人に直接、感想を聞いておきました。その人が内容をハッキリと覚えていないのは事実でしたが、「こういう事業をやっているんだなぁ。AIを使ったWebサービスもできる時代なんだ」という印象は伝わったようでした。

もちろん会社やサービスの紹介という部分を疎かにしたり、面白さを求めて過激になったりするのは良くありません。そして仕事としてやるのであれば、より関心を持っていただいたり、具体的なアクションに繋がらないと意味はありません。

ともあれ、まず知ってもらう必要はありますし、ハードルを下げる何かは必要なようです。道化とまでは言いませんが、「楽しんでいただけますよ」という雰囲気は必要なようです。まぁ考えてみると、自分自身もTwitterでは面白いネタや体験談のマンガ、ニュースの速報を見がちな気がします。反応しやすいですからね。

立派に主張するような発見はとくにありませんが、真面目だけではウケないのがSNSという世界のようです。

おわりに

今回の動画自体がある種のデモですので、ちゃんとした動画はどこかでお見せできると思います。ぜひ @hirokikyをフォローしてください!

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執筆:Kiyohara Hiroki (@hirokiky)Shodoで執筆されました