Jupyter Notebookでマウスを使わなければ気持ちよくなれます!という啓蒙活動です。
Jupyter NotebookというとGUIが基本なのでどうしてもマウスを動かしてしまいますが、キーボード操作がかなり充実しています。あまり知られていない感じもしますが、かなり快適に使えるのでぜひ活用していきましょう。

入力中と、セル操作中の2つのモードがある
まず知るべきなのが、セルに対して2つのモードがあるということです。普段のようにセルの中身を書いているモードと、セルを操作したりするモードの2つがあります。感覚的には vi のように、入力モードとコマンドモードがあると思えば良いかもしれません。上記の画像では入力モードになっていますね。
Escキーを押下することで、入力モードからセルを操作するモードに移行できます。

このモードに入ることで、セルの操作を行えます。セル全体が選択されており、カーソルが表示されていないことに注目してください。
セルの操作をキーボードでやろう!
だいたい以下の操作を覚えておくと、キーボードだけでJupyter Notebookを使えます:
Enter:セルの入力モードに入るEsc:セルの操作モードに戻るb:下にセルを追加(Below)a:上にセルを追加(Above)↑or↓:セルを選択Ctrl+Shift+↑or↓:セルを上下に移動d→d:セルの削除(Delete)x:セルをカットv:セルを下にペーストc:セルをコピーz:セル操作のUndoy:コードセルに変更(なんでyなんでしょうね)m:Markdownセルに変更(Markdown)0→0:カーネルのリスタート
これで一通りの操作をまかなえると思います。セルを間違えて消したときなども、冷静に z とするだけで戻るので便利です。
こんな感じでキーボードだけで操作しよう
Jupyter Notebookを使っていると前に戻ったり、セルのタイプを変えたりすることはよくあると思います。上記のキーボードによる操作を覚えておけば、そういった操作をマウスを触らずにサクサクと行えます!

ちなみに今日、12月21日(1221)は回文数です!
他にも便利な操作がたくさん
Jupyter Notebookには他にも便利な操作がたくさんあるので、慣れてくればどんどん調べると良いでしょう。他におすすめなのが Shift + 上下でセルを選択して Shift + m でマージしたり、セル編集中に Ctrl + Shift + - でカーソル位置でセルを分割したりできます。あまり使う機会は多くないですが、覚えておくと便利です。
おわりに
ShodoのAIの開発時はJupyter Notebookが大活躍しています。操作の効率化のためには、マウスを触らないことが大事です。僕は昔、 keysnail というFirefox向けの神拡張を使っていて、すべてのブラウザ操作をキーボードで行っていました。Jupyter Notebookをキーボードだけで扱うと、当時のような心地よさを思い出せます。ぜひ皆さんもJupyter Notebookはマウスを触らずキーボードだけで使ってください!
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