Make組ブログ

Python、Webアプリや製品・サービス開発についてhirokikyが書きます。

7年くらい同じような服を着ていたけどもう色々とよく分からなくなってきた

ここまでくるとどうすれば良いか分からなくなってる。

何がか?

それは服というものへの感覚自体がである。僕は裸なのかもしれない(?)。

今の服装

マイナーアップデートを経て結局同じ服を着ている。むしろ近年は許容範囲のブレが小さくなってすらいる。

今はこんなスタイルでだいたい過ごしている:

  • Tシャツ:ヘインズビーフィークルーネック黒(Lサイズ)
  • パーカー:HUFやチャンピオンの黒
  • ジーンズ:リーバイス541
  • アンダーウェア:グンゼとかの安い黒のやつ
  • MLBキャップ
  • 靴:AJ1かサンダル

僕に会った人なら分かると思う。間違いなくその服だから。TシャツはPRO CLUBが良いけどタグがないのが良いからヘインズ着がちなんです。

何だか量産安上がりストリートファッション型の郊外のオッサンのようであるが、そうなっている。ワイシャツもジャケットもほぼ着なくなっている。むしろ近年悪化している(いやこの試みに忠実という点ではより良くなっているのか)。

リーバイスは年末とかのセール時に買うと安いと気づき、ここ数年はEDWINから鞍替えしている。パーカーはチャンピオンが何だかんだしっくりくるので、変にかっこつけたブランドのやつより妙に落ち着く。最近は筋トレをするせいで体が大きくなってしまったので、カッチリしたものよりルーズなもののほうが良くなっている(体型がすぐ変わるので)。

もう何年経ったっけ……

この試みを始めたのは何年前だったか、とエルシャダイみたいになっている。2022年時点で4年間同じような服だったと書いて、その時点でもうやめようみたいなエンディングを書いたつもりだったけど、そこからもう3年経ってしまった。つまり7年近くヘインズのTシャツとジーパン、パーカーという出で立ちで生きている。やばい。いや、Tシャツに大人っぽいジャケットの時期もあったけどね、起業したときとかさ。

とはいえもうやめるタイミングもないし、やめるという気持ちもなくなってきた。「やめる…?」というくらい。イデオロギーを失って習慣と繰り返しのみが残った何かになっている。

いうても実際のところ今の状態はかなり気持ち的には最高に近くて、上記したセットは本当に一番良いと思っている。

まぁ記念にというか、Dickiesのワークパンツを買ってみた。今まさにね。僕からすればこれは冒険で、トムソーヤが墓場にコッソリ行くときくらい小規模なようで大きな冒険である。かわいいね。

おしゃれなのか?

おしゃれではない。

だけどこれをおしゃれの一つと呼んでくれるなら、そうとうやり込んではいる。

こんな服に興味がなさそうな僕だけど、案外興味は持っている。GQ Japanだとかアンソニーのスキーカーの動画とかは見てしまう。ただまとまりとして服を見たときに「これは気に入らないな」という感覚がどうしてもでてしまい、今の安定状態を享受している。今の状態は本当に美しいとさえ思っている。やっぱりイデアっぽいのが安心するのだろうか。古着屋とか行ったら死ぬんじゃないかな(同じものが手に入らないので)。

お金も無限にあって着たいものを着れば良いと言われると、たぶん今の状態に近くなると思う(さすがにパンツはグンゼからカルバンクラインになるかもしれないが)。それくらい安定はしている。

だが待ってほしい、機械学習の分野では局所最適や過学習が一番おそれられる。自分は過学習しているのではないか?たぶんしている。

さらに感じるのがもう30歳を過ぎてそこそこ経って、今の状態は良いのか、ということだ。そう考えるとさっき言ったワークパンツもだいぶやばい。もうUnited Arrowsやラルフローレンで良い感じのチノを買う歳なのだ。

精神性の分析

自分の精神性と葛藤を考えると、おそらくこのあたりかもしれない:

  • ファッションという文脈を妙に気にしている、ゆえにイデア
  • 反骨精神やアナキスト精神からハイソっぽいのはたぶん無理

逆に言えば、もう成人したいい大人が他人のファッションや他人から見た自分の服、年齢などを気にしてとやかくしているのがおかしな話である。逆説的に思春期真っ盛りである。

おわりに

いや、おわらない。まだ続いている。

とはいえもう自分の中ではすべて終わっているのに、なぜかまだ続いている、という状態である。
でもまぁ、今の自分の服はかなり好きだし快適なので、これで良いのかもしれない。
この報告すら必要ないほどに。

執筆:@hirokiky
Shodoで執筆されました